ツゲの生垣が弱っていて、角地であるにも関わらず全然目隠しにならない・・・というお悩みでした。
また、木製のウッドデッキも劣化で解体時期となり、お庭内部も含め全体のご相談に。
まずウッドデッキですが、お話を聞くとあまり活用していなかったとの事で、この窓の前の地面はフラットにする案でご提案しました。フラットにする事でデッキの時より目線が下がり、後述する目隠しもそれほど高さが要らなくなります。
窓の前には小さな縁側くらいのタタキを木目調タイルで作りました。階段をサイドに設けることで、前面のスペース確保とベンチのように使っていただけるようにしました。こうすると、普段使いでは椅子を別に置く必要がないのでスッキリします。
目隠しは、角地で人や車の通りが多いためしっかりしたもの、但しあまり圧迫感がないものがご希望でした。
そこで、お庭やお部屋にいらっしゃる時の足元を隠す部分は塗り壁で完全ガード、上部は木目調のアルミ製横板を貼って軽やかにしました。更に、数カ所に角柱も用いて風通し確保と圧迫感の軽減を図りました。
地面は、窓前のタイルタタキの幅は同じ木目調タイルでつながりを持たせ、その両側は水捌けも考慮し透水性の舗装材(石調)で調和を図りました。
生垣や既存の樹木は一部撤去、残すものはピンコロ石で囲い、土部分と舗装部分をきっちりと分けて歩きやすさと雑草防止を両立しています。
施工地域:東京都 八王子市
施工時期:2021年7月
施工期間:約10日間
主な内容:木目調タイルテラス 石調透水性舗装材 塗り壁+横板フェンス 木目調アルミ角柱 庭木整理・剪定
ウッドデッキは人気がありますが、場合によってはお庭の手前と奥を分断してしまいます(乗り越えるのも意外と面倒)。
それで奥のほうへなんとなく行きづらくなり、除草や樹木のお手入れも億劫に・・・という悪循環のケースはよくあります。
今回、デッキ撤去後にフラット面を広く取ったのは、お庭に降りたときの目線を下げることと、通りやすさを考えての事でした。
結果、気持ちよいプライベート空間に生まれ変わり、お客様には大変喜んでいただけました。