こんにちは!ザ・スタイル ガーデンデザインの佐藤です。
ご新築で庭を目の前にして、いざ「樹を植えよう!」と思っても中々ぱっと思いつくものでもありませんよね。
実は庭木については、お庭づくりのご相談の中でもかなり多いお悩みの1つなのです。
庭木はお庭に根付く生き物である以上、そんなに簡単に動かしたり交換したりできるものでもありません。寿命も人間より長いものが多いですから、まさに一生もの。
ですから、検討は慎重に行いたいものですね。
そこで今回は、庭木選びやその方法について、失敗を防ぐポイントをお伝えします。
これを読めば、「どんな選び方で」「自分の庭に適した」「どんなふうに依頼したらいいか」のイメージが湧いてくると思いますよ。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
この記事でわかること
- 庭木の選び方や植え方について、失敗を防ぐポイントが分かる
庭木の選び方と植え方。失敗を防ぐポイント
庭のある新築の家を購入したけど、庭にどんな樹を植えたらいいか全く分からない・・・
また、始めから樹が植わっていたけど、バランスとか、なんか変な感じがする。。。
そんなお悩みを持つ方に、知っておいて頂きたいポイントです。
1.まず把握しておきたいこと
ご自身のお庭なので何を植えるのも基本的に自由ではありますが・・・、環境などの条件は伴いますし、また近隣への配慮も必要となります。
なんとなく「好きだから・・・」などの理由で選ぶ前に、以下の条件に照らし合わせましょう。
・庭の広さ(奥行や幅。将来の成長した大きさを考慮して)
・周辺環境(道路や隣地の生活エリアとの距離感)
・自然環境(日当たりや風通し)
・自分がどの位、手入れに時間をかけられるか、等々
2.上手くいく植栽の基本
植えるスペースがいくらあったとしても、思いつきで植えると将来手に負えなくなったりします。
でも、以下のポイントに沿って植栽すれば、大変なことにはなりにくいでしょう。
・植えすぎない
・環境に合うものを選ぶ
・複数の大きさ(高さや幅)を組み合わせる
・植える場所を安易に決めない
3.庭木選びと植える際のチェックポイント
繰り返しになりますが、庭木は一度植えたらそう簡単には動かせません(植えるのもそれなりに大変なので、余程のことがないとご自身では植替えしたくないでしょう、という意味でも)。
これは私たちがガーデン設計の中で用いる検討事項の一部ですが、大事なチェックポイントを挙げてみます。
・その場所に植える理由を説明できますか?
・10年後、20年後に成長した大きさを考慮していますか?
・隣家や道路、また自宅のアプローチなどに迷惑や不便さをもたらしませんか?
・環境に合っていますか?
・お客様(あなた)が後で困りませんか?
ここまで読んでいただけた方へ、特別に(?)樹種選びのコツをお教えしましょう。
4.樹種えらびのコツ
プロがこっそりやっている、庭木の選び方のコツです。
・ご近所を見渡してみる(環境に合っているので失敗が少ない)
・街路樹や公園もチェック(将来どんな育ち方をするか分かる)
・失敗の少ない構成で組合せる(大・中・小(+下草類)、常緑7割・落葉3割で)
そして最後、ここだけの話ですが・・・、建売住宅で最初から多くの樹が植わっているお宅は、5年10年経ってくると成長して大変になってきます。
もしご新築からまだ年数が経っていないのであれば、植え替えや配置替えはまだ比較的容易ですので、「もっと早くやっておけばよかった・・・」とならないよう、早めに行動されることをおすすめします。
以上、庭木の選び方や植え方のポイントについてお伝えしました。
流行りもありますし、お好みももちろん大事ですが、失敗を防ぐ大事な考え方として頭の隅・・・いやど真ん中に入れておいてくださいね^ ^
いずれにしても、お庭の樹を選んだり植えたりするのは一番楽しいことですからね!
分からない事があればお気軽にご相談下さい。
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