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ガーデン・エクステリア設計施工、メンテナンス
南大沢店・橋本店・相模原店

お庭の台風対策【つくる段階から、想像力を働かせて】

投稿日:2022年9月1日 /
更新日:2023年6月7日

こんにちは!ザ・スタイル ガーデンデザインの佐藤です。

私たちは、八王子・町田・調布など東京の多摩エリアや、相模原・湘南・横浜など神奈川エリアでお庭のリフォームや新築外構のデザイン・設計・施工を行っております。

 

さて今年は、早い時期に大きな台風がやってきていますね。

このまま秋ごろまでの台風シーズン、お庭をお持ちの皆さんは何かと心配かと思います。

 

「そういえば、強風で木が傾きそうだったわ。古いフェンスがグラグラして気になる・・・でも真夏は暑くてやる気もなかった・・・。どんな対策をしたらいいの??」

 

今回は、そんな疑問にお答えします。

 

この記事でわかること

  • 台風シーズンに向けて、お庭を守る方法がわかり心配がなくなる
  • 台風により、お庭の被害を受けてしまった場合の対処法が分かる

 

私はこれまで、約17年で2,800件を超えるお庭のお悩みに接してきました。

おかげさまで、工事の追加や庭木の定期管理など長年多くのお客様とお付き合いさせていただいております。

そんな私が、これまでの経験を元にお伝えします。

 

「お庭を台風から守りたい!」という方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

 

 1.台風に備えたお庭の対処方法

※写真はイメージです

 

台風被害に遭った!とご連絡が多いのが、庭木や植物に関連することです。

少しの心がけで被害を防ぐことができますので、以下見ていきましょう。

 

①植えてから間もない庭木にはしっかりした支柱を設置

通常お庭の樹木は、生産者やお店で根っこを最小限まで切られた状態で販売されているものを植え付けます。

 

そのため、植えてから月日が経っていない樹木は、まだ根っこをしっかり張ることが出来ておらず(自立力が弱い)、倒れやすい状態です。

 

特に1mを超えて枝葉がたくさんついている樹には、強風に耐えられるようしっかりとした支柱を立てましょう。

 

②重心が高くならないように、樹木の上部を剪定して軽くする

庭木の上部に枝葉が密集しすぎていると風を受けやすく、傾いたり倒れたりし易くなります。

 

剪定のコツはいつでも「上部を軽めに、下のほうはどっしりとした樹形」を目指して。

 

繰り返すことで、樹形も自然形に整い綺麗になっていきます。最近は台風以外でも強風が多いので、上記を頭にいれておくと良いでしょう。

 

③狭い場所には高木を植えない(玄関先の小さな植え升など)

樹木は地上の大きさ(葉張り・高さ)に比例して根を張っていきます。

 

ただ、その根を張る場所が想定より狭いと、背の高くなる樹種はバランスを欠いて踏ん張れず、倒れ易くなってしまいます。

 

最初はどの樹も小さくて、つい大丈夫だろうと思われがちですが樹種選びは慎重にしましょう。

 

よく見ますが、玄関前の50cm四方くらいのところにシマトネリコ・・・将来どうなるか想像がつきます笑

 

④フェンスやアーチに絡めたバラやつる植物は剪定で軽く

植物の重みって、けっこうあるんですよね。

多いのが、モッコウバラやつるバラがだいぶ立派に育ち、フェンスやアーチが傾いてしまったり持ち上がったりしてしまうケース。

 

台風対策だけでなく、病害虫予防にもなるので風や光を通すように、たとえ年1回でも根本的に剪定するのがおすすめです。

 

⑤風がよく通る場所の鉢植えは、なるべく四角いものを2つ以上並べて

テラスやデッキ、ベランダに鉢植え植物があると空間の雰囲気が変わって安らぎますよね。

 

ただ、強い風が常に吹き抜けるところではよく倒れています。

 

ポイントは鉢(コンテナ)の形状。そのような場所には四角く大きめのものを並べて置くと、どっしりとしているので倒れにくくなります。

 

 

 2.よくある発生ケース

※写真はイメージです

 

前項で対策をお示ししたように、お庭での台風被害は植物絡みが多いです。

・庭木が傾いた、倒れた(隣家や道路にはみ出ている)

・植木鉢やコンテナが倒れたり、飛んで壊れた
・バラのアーチやパーゴラがバラごと倒壊した(DIYの場合が殆ど)

 

他には、件数は少ないですが以下のような構造物もあります:

・フェンスやポストが傾いた

・フェンスのパネルが外れた

・カーポートの屋根材が外れた

 

他にも色々ありましたが・・・、大きな台風の後の電話は出るのが怖い(笑)です。

 

 3.被害に遭ってしまった時は

対策を講じたとしても、何事も「想定外」はありますよね。

 

お庭の庭木が倒れたりする以外にも、外から物が飛んできたり、雨樋が吹き飛んだり・・・。 まずは慌てず、身の安全を確保して嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。

 

落ち着いたら、お庭のことでしたらまずは私たちのような外構業者へ、お家のことはハウスメーカーへ連絡するのが良いでしょう。

 

完全でなくても、とりあえず応急処置だけでもしてもらえれば安心ですよね。

 

また、火災保険などお家の損害保険には台風の色々な被害についてカバーしているものもあります。意外にご自身の保険の補償内容をご存知ない方も多いので、一度確認しておくと良いと思います。

 

 

 4.まとめ

今回書かせて頂いたことをまとめますと:

 

・お庭の台風被害は庭木・植物に関することが多い。

・少しの心がけや対策で、被害をおさえることができる。

・被害にあっても、まずは安全確保を。落ち着いたら各専門家や保険会社に相談。

 

いかがでしたか?

 

自然の力には到底勝てませんが、お庭を楽しみつつ台風対策を講じることは簡単に出来そうです。お庭づくりの際にも想像力を働かせて、取り入れていきましょう。

備えあれば憂いなし。そんな気持ちで秋の夜長をお庭で楽しんでくださいね。

 

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