お庭の目隠しでよくあるお悩み、解決方法と失敗しないためのポイントとは。
こんにちは!ザ・スタイル ガーデンデザインの佐藤です。
ご新築の方も、リフォームの方も、外構の目隠しについては迷われているのではないでしょうか。
そこで今回は、どんな解決方法があるのか、またどんな点に注意すべきかについて、ケース別にお伝えしたいと思います。これを読めば、迷いが少なくなりますよ。
いつも語っていますが、お庭づくりに決まりはありません。でも、知っていると知らないとでは結果に大きな差が生まれます。
ぜひご参考になさって下さい!
①よくあるお悩み
・庭に出た時の視線
「皆んなでバーベキュー!」「ウッドデッキでお茶したい!」と、お庭の夢は広がります。
でも、いざ庭に出てみると・・・「あれ!?なんか落ち着かないなあ」「外からの視線が気になる」と感じてしまう。
・リビングが丸見えでカーテンも開けられない
南向きのリビングから、お庭を見ながら生活したい。でも道路やお向かいの視線が気になって、日中もカーテンを閉めっぱなしに。
・玄関を開けると外から丸見え
玄関前に遮るものがなく、ドアを開けるたびに散らかった玄関内部が丸見えに。 気になってドアをすぐ閉めたくなる。
あなたにはどんなお悩みがありますか?
それを解決するために、次にどんな目隠し方法があるかを見ていきましょう。
②どんな目隠し方法があるの?
・植栽で目隠し
庭木を、目隠ししたい場所に植える方法です。大掛かりな工事にはなりません。お庭の雰囲気が変わり季節感も味わえますが、日照や継続的なお手入れが必要、などの条件があります。
・フェンスや柵で目隠し
フェンスは目隠し効果が一番高いといえます。特に横板貼りのタイプはデザインや材質、色など種類が豊富で取り入れやすいでしょう。また、縦格子タイプは風や光を適度に通し、軽めの目隠しにおすすめです。
・組合せ技(植栽+フェンス等)
庭木とフェンスを重ねて配置したり、異なるタイプのフェンス等を組み合わせて配置する方法です。全面フェンスにしてしまうと重い印象になる場合などに採用すると良いでしょう。
・屋根材で目隠し
お向かいの2階からの目線など、高い位置からの目隠しをしたい場合の方法です。テラス屋根などで半透明の屋根材を使ったり、日除けをつけるとより効果が高くなります。
③失敗しないためのポイント
せっかくお金をかけるのですから、後悔したくないですよね。以下のポイントは最低限おさえましょう。
1.ひとつの場所から判断しない
お庭の目隠しが必要なシチュエーションは様々です。そこで大切なのは、「必ず色々な視点から見て検討する」ことです。
例えばお部屋の中の窓際と奥では見え方(見られ方)が全然違いますし、一歩お庭に出ただけでも感覚が変わります。
室内でもリビングから、ダイニングから、キッチンから、ソファーに座ったり立ったり等・・・色々な場所から外を見て判断しましょう。
2.製品を選ぶ前に自分なりの基準をもって
隠したい場所やシチュエーションが決まってから、製品の検討を始める際にも注意が必要です。
目隠しの必要な場所に対して、高さや幅、目隠し度合い(きっちり目隠しするか、軽く空間を仕切る程度にするか)などをご自身の目や感覚で決めておくことが肝心です。
なんとなくで頼んでしまうと、業者都合で目的に全く合わないものが出来、「こんなはずじゃなかった!」となってしまいますよ・・・
3.フェンスの場合はどこまで隠れるか、タイプをよく確認
目隠しフェンスには非常に多くの種類と製品があります。横板タイプ、縦格子タイプ、曇りガラス調など・・・ 材質も様々で目隠しの度合いも異なります。
隠したいならしっかり隠れるものにしないと後々困りますし、逆にやりすぎた・・・というのも嫌ですからね。
上記2.のしっかりした判断基準を大事にしつつ、特長を良く知るプロの設計者とよくご相談ください。
4.植栽の場合は将来の大きさやメンテナンスもよく考えて安易に植えない
庭木による目隠しは一番手軽と思われがちですが、樹種の選びかたや場所(空間の広さや生育に必要な環境)、将来のお手入れの事を考えると実は一番難しい方法です。
特に最初は枝葉が密集していないため、目隠ししたいからと間隔を狭く何本も植えてしまうと、後になって茂りすぎて管理が大変になります。
また逆に、想像していたより育たなくて目隠しにならず、結局抜いてフェンスに変えた・・・なんて事も多いので、単に手軽だから・・・と思わないでくださいね。
『まとめ』
以上、お庭の目隠しのお悩みやその方法、失敗しないポイントについてお伝えしました。いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、ポイントを確認してみましょう:
お庭で目隠しをする上でポイントとなるのが、
・1箇所からだけでなく、色々な視点や動線から検討する
・ご自身なりの基準を決めた上で目隠し方法や製品を検討
・フェンスは、目隠し度合いや必要なサイズ感(幅、高さなど)をよく確認
・植栽は、想定より目隠しにならなかったり育ち過ぎて管理が大変だったりと実は難易度高い。
というものでした。
意外と奥が深いお庭の目隠し。あなたのお悩みが解決して、ストレスフリーでお庭を楽しめますように!^ ^
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目隠しの施工事例多数あります。是非ご参照ください→「目隠しフェンス事例」
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