こんにちは!お庭デザイン・リフォームの専門店ザ・スタイル ガーデンデザインの佐藤です。
お庭の工事費用って、やっぱり気になりますよね。
工事業者としては「内容や規模、素材など条件により異なります」と言えますが、初めて外構などの工事をご検討の方には想像もつかないのが実情でしょう。
「いったいどのくらいかかるのか、想像もつかないわ。」「だよね・・・。」
そこで今回、私たちの平均的なケースのデータを元に、工事費用を把握するための手順や具体例をご説明します。
これを読んで頂ければ「何から手をつけて、どこに聞けば良いの?」という迷いが減ると思いますよ。また、満足度が高くなるお庭づくりの秘訣も分かっちゃいます!
ただ、お庭は2つと同じものは無いもの。条件により変動しますので、あくまでも目安ととらえて下さいね。
1.お庭を分割して優先度を決めると楽
お庭全体をいっぺんに考えると、まず広範囲すぎてどこをどうしたいのか、想像もつかないと思います。
優先させたいところは何なのか。それを知ることが、お庭づくりの費用を検討する第一歩。
そこでまずは
「リビングの前」
「地面の広い部分」
「玄関周り」
「カースペース」
「目隠し」
「植栽・花壇」
このように、お庭を区切って考えて下さい。
それぞれ区切って考えることで、本当に必要なこと、あまり重要で無い箇所が浮かび上がってくることでしょう。
肝心なのは「優先度」と「メリハリ」です。
こうすると自分のお庭を客観視でき、要望が整理されるので、業者との会話もスムーズになるメリットがあります。
2.では各所の費用概算は?
次は、「それぞれの箇所でどのくらいの概算額になるか」をご説明していきますね。
資材費、施工費、残土などの処分代も含んだ実際の数値です。幅が大きいものは中心値で見て下さい。
(1)リビングの前
お部屋との段差解消にウッドデッキやタイルのテラスなどのケースが多いところ。もちろん大きさや仕様にもよりますが、1間の窓の前の施工で20〜40万円台くらいが多いです。
(2)地面の広い部分
お庭のメインとなる場所ですね。雑草やぬかるみを防止したい、とご要望も多いです。面積も広く工事全体の費用の中で比較的大きなウエイトを占めます。
気になる費用ですが、例えば透水性のコンクリート製舗装材を20平米くらい施工すると40〜50
万円代くらいの規模になります。これを自然乱形石と半分組合せたりすると4〜5割増となります。材料費はあまり変わらないものの施工費が上がるためですね。逆に防草シート+砂利だと舗装材の1/2〜2/3くらいになります。
ちなみに、人工芝の場合は上記舗装材とほぼ同等か1割安いくらい。人工芝=気楽で安いという訳では決してないのですね。。
(3)玄関周り
まさに千差万別でひとくくりにするのは難しいですが、例えば階段などの基本構造 は変えず、門壁や植栽、劣化した部分を歩きやすい素材に変えたりする工事で50〜100数十万円(自然石などを多用すれば200万円越えも)といったところです。かなりの幅がありますけどね^_^;
(4)カースペース(コンクリート土間+カーポート)
例として車1台分の面積をコンクリート土間+標準的なカーポートという基本で50万円台くらいで、あとは製品のグレードや土間の仕上げ方法で大きく変動します。
(5)目隠し(横板フェンスの例)
お問合せも多い木目樹脂製の横板貼りフェンスを、例えば横幅8m(お家の一辺くらい)× 高さ1.5m位でおおよそ40万円台後半位が目安となります。
(6)植栽・花壇
例えば真っさらなお庭のトータルの植栽(中高木を数本、低木数本、下草類などの組合せ)では最低15万円〜20万円前後となります。シンボルツリー1本では3万円代くらい〜、レンガで花壇を作ったりすれば5〜数十万まで幅広くなります。
また、リフォームの場合は既存の樹木を撤去処分したり移植する場合も多いので、その費用も見ておく必要があります(ただ、工事費総額に対し1割に満たない場合が多いです)。
上記すべてを盛り込むと「玄関周りからお庭の地面・植物・目隠しまで」の、お庭としてかなりの部分が完成することになります。
あとはあなたの優先度に合わせて、金額を足したり引いたりすることで、ベースとなる工事の概算費用を掴んでいただけると思います。
内容により費用の幅はありますが、一般的な戸建のお庭ということでは、この記事を読まれる多くの方にあてはまるのではないでしょうか。
3.とはいえ全体のつながりが一番大事(予算含めてデザイナーに相談)
以上、お庭づくりのご予算立て手順と費用イメージが出来てきたのではないでしょうか?
但しご注意ください!いくら優先度やご予算のご事情があるからといって、単純に部分ごとに「やる・やらない」を決めつけてしまうと、チグハグで使いづらく、統一感もない最悪の結果に。
何故なら・・・「お庭は1つの空間でつながっているから」なんです。そして時間の経過も見落とされがち。動線や目線、景観や周りの環境など、お庭づくりで考えるべきことは沢山あるんですね。
ただ、こういうことをまとめるのがデザイナーの役割ですから、お任せ頂ければバランス良く相談しながらベストなカタチに仕上げます。
「モノ」を並べただけのお庭と、上記の「つながり」がデザインされた統一感あるお庭。満足度が高い方は一目瞭然ですね。
4.まとめ
いかがでしたか?30万なのか、50万なのか、100万なのか、はたまた500万なのか・・・? 費用がまったく想像もつかなかった段階より、一歩進んだ気がしますか?
お庭の費用を考える手順と大事なことを振り返ってみましょう。
1.全体をいっぺんに考えず、お庭を分割して考える。
優先度を決め、メリハリをつけることで検討し易く。
2.主要箇所の概算費用を知る
例を挙げてみました。これらを積み上げていくことで、全体の概算が分かりました。
3.とはいえ全体の調和が大事
お庭空間はつながっている。デザイナーに優先度や予算を伝え、相談しながらベストなカタチにする。
お家と同じで、お庭も一生にそう何度も作るものではないですからね。
よくご検討頂き、楽しく居心地のいいお庭を作って下さい♪
費用に関する情報は、こちらでもご覧いただけます(目安表あり)→ 「費用について」
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