こんにちは!ザ・スタイル ガーデンデザインの佐藤です。
庭のリフォームや外構を思い立ったけど、何から考えたら良いか分からない。。。
多くの方が、そう思われて相談にいらっしゃいます。
情報が溢れるこのご時世、皆さんが迷われないようにお庭づくり検討の基本をお伝えしたいと思います。
この記事でわかること
- お庭づくりで押さえておきたい、成功のポイント
- 必要な準備
色々な施工会社の話を聞いて訳わからなくなってしまった。。。そんな方は特に、ご参考にしてみて下さいね。
押さえておきたいポイント
時々、ご相談に来られて「ウッドデッキを幅〇m、奥行き□mで」「ここの部分は人工芝で」・・・と内容や配置をはっきり決めてお話を始める方がいらっしゃいます。
ただお庭の場合、室内の家具などと違い自由に置いたり動かしたりできないので、最初が肝心。
何をどんな寸法で作る、という以前にチェックすべきポイントがあり、かなり慎重に検討しないと良い結果になりません。
最後にもお伝えしますが、デザインや適切な素材、寸法等は最初は私たち専門のデザイナーにお任せいただければと思います。(もちろん、相談しながら煮詰めていきますよ^ ^)
お客様は、まずは以下のポイントを押さえてご検討を始めていただければ、失敗が防げると思います。
(1)優先順位
「庭でプールを楽しみたい」「雨でも洗濯物を干したい」「手入れを楽にしたい」「お花いっぱいの花壇が欲しい」等々、まずはご家族内で希望をいっぱい出してみてください。
あまり現実的になりすぎてもつまらないですが、実際のライフスタイルや家族構成などを考慮して優先順位をイメージしてみましょう。
意外と、ご家族それぞれ全然違う希望を持っていたりします。
最初に確定しておく必要はありませんが、意見を出し合うのが大事です。
(2)植栽(土面)の割合
植栽は生き物である以上、継続的なお手入れが必要です。
お客様がどのくらい時間をかけられるか、プロに頼む場合の頻度や金額に無理はないかなど、しっかりイメージしておくべき項目です。
(3)動線・目線
道路から玄関までのアプローチに無理はありませんか?また、リビングやお庭にいる時の目線は気になりませんか?
これもご家族それぞれで感じ方が異なることが多いものです。
いつもの動線上を意識的に歩いてみたり、お部屋やお庭での視線をあらためて観察すると、
発見があると思いますよ。
(4)不便なところ
レンガ敷きがガタガタしてつまずきやすくなっていたり、フェンスがぐらついていたりするところはありませんか?
また、段差が大きくて昇り降りが大変な所やつまづきそうになる箇所など、なんとなく気になっていた部分があると思います。
そういうところの解決は、全体的なデザインで考えると無駄なく出来ますので、気づいたところはデザイナーに伝えて下さいね。
(5)ご予算
金額は全く見当つかない。。。という方が多いですが、それでも「だいたいこの位だったらやってみようかな」という数字は頭にあるのではないでしょうか。
とはいえ、何がどのように出来るか分からない段階ではっきり金額を決めるのは至難の業。
ご相談の際は、概要としてどんな事が、概算どのくらいで出来るかをデザイナーに説明してもらいましょう。
その上で、ご予算・優先順位などを加味してご判断いただければ、中身も金額もご希望とギャップの少ないものになります。
(6)デザイン
以外に思われるかもしれませんが、デザインは最後です。
それに、これは私どもにお任せいただければよくて、お客様が考えるところではありません。
上記のポイント(1)〜(5)、それ以上の情報を得て、それらを「キレイで」「使い易く」「お手入れしやすい」デザインにまとめるのは、私たちデザイナーの仕事だからです。
ですので、ご検討を始められる際は最終的なカタチはあまり意識せず、私たちに委ねていただければと思います。
まずはたたき台をお作りして、それをベースに相談を重ねていくイメージです。
以上、お庭を検討する上で大切な、成功ポイントをお伝えしてきました。
施工業者のタイプも色々で、製品を売りたい会社、植物主体の会社、デザイン重視の会社など・・・お客様のニーズにフィットするかの見極めはちょっと難しいかもしれませんが、上記ポイントについてしっかり話ができるかどうかが1つの判断ポイントになるかと思います。
成功するお庭づくりは、言ってみれば問題解決力にかかっています。
「なんとなくかっこいい」とか「ネットで見た同じものが欲しい」ではうまくいきません。
失敗ややり直しを避けるには、デザイン含めて、結局プロに相談するのがおすすめです^ ^
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